データ連携 - 国立国会図書館

国立国会図書館への博士論文本文自動提出機能の利用

 ハーベストされたメタデータのうち、textversionの値がETDかつgrantdateが2013-04-01以降のアイテムは、 国立国会図書館への提出が行われます。 これは、平成25年4月1日学位規則の改正にともなった、 学位授与機関からの国立国会図書館への博士論文本文の提出手段として機能します。

参考 : 国内博士論文本文の収集について(国立国会図書館)

 

国立国会図書館へ提出するメタデータのフォーマットチェック

 textversionの値がETDであるアイテムについては、 通常のフォーマットチェックに加えて下記のチェックを行います。 これは国立国会図書館への博士論文本文の提出にあたり行われるものです。 なお、フォーマットチェックの結果、エラーのあるデータはIRDBに登録されません。

 チェックの結果につきましては、通常のフォーマットチェックと合わせてメールでお伝えしますので確認するようにしてください。

 ハーベスト時に国立国会図書館への連携条件を満たしたアイテムは、マイコンテンツの一覧表示「OAI連携先種別」にndlが表示されます。

チェック内容

 著者版フラグ (textversion) が”ETD”のアイテムに対して以下のエラー条件によるチェックを行います。

 エラーがないアイテムは、JPCOARへの変換ルールに従ってJPCOARスキーマでIRDBに登録されます。

junii2項目名  (要素名) エラー条件 JPCOARへの変換
NII資源タイプ (NIItype) NIItypeが "Thesis or Dissertaiton" 以外である。 14 資源タイプに"doctoral thesis"をセット。
本文フルテキストへのリンク (fullTextURL) fullTextURLに値がない。

35 ファイル情報にURLをセット。

同時にjpcoar:URI@objectTypeに"fulltext"をセット。

学位授与番号 (grantid)

以下のいずれかの条件でエラー

  1. grantidに値がない。
  2. grantidが指定のフォーマットではない。
  • 科研費機関番号(5桁)+ [甲|乙|*]+第*+報告番号+号 の形式で記述する。
    • *は0字以上の任意の文字列
    • +は文字列の連結
    • 科研費機関番号は半角数値
    • 報告番号は半角数値(存在チェック)
    • ex. 10100甲第123456号
  1. 先頭の数値5桁(科研費機関番号)を削除する。
  2. 上記1の処理後、先頭文字に応じ変換を行う (junii2 ver 3.0対応)。
  3. 「◯◯第XXXX号」の形式に整形して30 学位授与番号にセット。(◯◯は任意の文字列)
学位授与年月日 (dateofgranted)

以下のいずれかの条件でエラー

  1. dateofgrantedに値がない。
  2. dateofgrantedがYYYY-MM-DDフォーマットではない。
32 学位授与年月日にセット。
学位名 (degreename) degreenameに値がない。 31 学位名にセット。
学位授与機関 (grantor) grantorに値がない。
  1. 33 学位授与機関にセット。
  2. 33.1 学位授与機関識別子に学位授与番号の先頭の数値5桁を科研費機関番号としてセットする
-   5 アクセス権に"open access"をセット。