IRDBとは
IRDB(学術機関リポジトリデータベース : Institutional Repositories DataBase)(https://irdb.nii.ac.jp/)は、日本国内の学術機関リポジトリに登録されたコンテンツのメタデータを収集し、提供するデータベース・サービスです。
IRDBの主な機能と特徴
(a) IRのメタデータの収集
- IRDBは、書誌メタデータの交換のプロトコルであるOAI-PMHに従って、IRに登録されたコンテンツのメタデータを収集(ハーベスト)しています。
- IRDBにログインすると、ハーベストの頻度、直近のハーベスト日付、ハーベスト時に発生したエラーの詳細などを確認できます。
- ハーベスト対象のメタデータは、JPCOARスキーマ(https://schema.irdb.nii.ac.jp/)またはjunii2をサポートしている必要があります。
- IRDBのハーベスト対象のIRとなるには、申請が必要です。
(b) 収集したメタデータの提供・公開
- IRDBでハーベストしたメタデータは、以下のシステムに提供しています。これにより、IRに登録されたコンテンツが、それぞれのシステムで利用されるようになります。
- CiNii(https://ci.nii.ac.jp/)やOpenAIREなどの学術情報プラットフォーム: IRに登録されたコンテンツを検索する際に利用されます。
- 国立国会図書館: 博士論文本文の自動提出に利用されます。
- ジャパンリンクセンター(JaLC): 国立情報学研究所の取りまとめるJaLC準会員が、DOI(デジタルオブジェクト識別子)を付与する際に利用されます。
- IRDBでハーベストしたメタデータを、各機関に提供することもできます。
(c) IRのコンテンツの検索
- IRDBでハーベストしたメタデータを使用して、IRのコンテンツを検索することができます。検索は、IRDBの検索機能を使って行います。
(d) IRに関する統計情報の公開
- 国内のIRに関する統計情報を公開しています。