IRDBを経由したDOI登録方式、および「抄録」の取り扱いの変更について(8/30より)
従来、IRDBを経由したDOIの登録については、IRDBのメタデータをJaLCシステムがハーベストする方式で行われてきましたが、この度、IRDBのメタデータをJaLCシステムに登録可能な形に変換し、JaLCシステムにデポジット(登録)する方式に変更することとなりました。
これに伴い、以下にてご連絡しておりました「抄録」の取り扱いが変更になり、最新版の「DOI管理・メタデータ入力ガイドライン」が適用されるようになります。
<変更日>
2022年8月30日(火)
※変更日以降(変更日当日含む)にIRDBにハーベストされるアイテムで以下の <JaLCに連携される抄録の条件> をすべて満たしたものが、変更後のDOI登録方式、及び「抄録」の第三者による自由利用の対象になります。
※IRDBでは、アイテムのdatestampが、以下で確認できる「次回ハーベスト起算日時」~次回ハーベスト開始日時の範囲にあるアイテムをハーベスト対象とします
IRDB(https://irdb.nii.ac.jp)>ログイン>ユーザ情報
尚、変更日以前にDOI登録されたアイテムにつきましては、国立情報学研究所では遡及的な対応を行いませんが、以下の<JaLCに連携される抄録の条件>に該当する場合は、
- 抄録の著作権処理後に当該アイテムを更新し、IRDBにハーベストさせる
- 当該アイテムが条件を満たさないようにメタデータの修正等をおこなう
のいずれかの対応をしてください。
<JaLCに連携される抄録の条件>
- IRDBによるハーベスト時のメタデータPrefixが、JPCOARスキーマである(※1)
- コンテンツの資源タイプが、JaLCコンテンツ区分「ジャーナルアーティクル」(※2)に該当する
- datacite:description@descriptionType="Abstract"にマッピングされている(※3)
※1
junii2の場合、抄録がJaLC連携されることはありませんが、今後JPCOARスキーマの利用を開始する準会員(特に、次期JAIRO Cloud(WEKO3)移行される準会員)は、メタデータへの「抄録」の入力の際にご注意ください。
(次期JAIRO Cloud(WEKO3)での具体的な対応については以下の※3もご参照ください)
※2
具体的には、<参考>「IRDBデータ提供機関のためのDOI管理・メタデータ入力ガイドライン : JPCOARスキーマ編」別表p.1をご覧ください。
※3
抄録がJaLCに連携されることを避けたい場合、以下のようにご対応ください。
- datacite:description@descriptionType="Abstract"を出力しない(datacite:descriptionへのマッピング自体をしない、または、"Other"等、"Abstract"以外のdescriptionTypeにマッピングする)
(例えば、JAIRO Cloud(WEKO3)の場合は、descriptionTypeの値を使い分けることにより、連携の有無をアイテム単位で制御することが可能です。)